厚生労働省がメタボ対策を義務化

厚生労働省は2008年から、健康保険組合の検診でメタボ検診と対策を義務づけました。少子高齢化で増大する保険料を抑制するには、治療費の削減だけでは追いつかないので、病気の予防対策に力を入れることにしたわけです。

ところでメタボリック・シンドロームってどういう症状を指していうのでしょう?一般的なイメージはたんなる中年太りだと思います。最近はちょっと太り気味だと、子供でもメタボメタボといってからかっています。メタボリック・シンドロームとは、病気というよりは病気になる危険性が高い状態というべきもので、心筋梗塞や脳卒中などになりやすい症状のことをいいます。具体的には内臓脂肪による肥満に、高血糖、高血圧、高脂血症の3つのうち2つを併発している状態をいいます。内臓脂肪肥満が進行して、問題がある水準を超えてくると、この3つの症状が出やすくなるのです。内臓脂肪が増えてくると、動脈硬化が進行して、循環器系の病気になる危険性が高くなります。循環器系の病気は命に関わるものが多いですから、厚生労働省もいのちの観点からも、保険料の抑制からも重病に発展しやすいメタボ対策には力を入れるのは当然ですね。
企業のメタボ検診でチェックするのは、内臓脂肪はウエスト(男性85cm以上、女性90cm以上)、高脂血症は血液検査の中性脂肪(150mg/dL以上)とHDLコレステロール(40mg/dL未満)、高血圧は血圧(最高血圧130mmHg以上、最低血圧85mmHg以上)、高血糖は空腹時血糖値(110mg/dL以上)の4つです。これらの検査を行って、予防のためのアドバイスを行い、問題がある場合は改善指導をしていくのです。義務化した以上、メタボ対策は改善が見られない保険組合には罰則規定があるので、どこも真剣にならざるを得ないのです。メタボ検診は40歳から始まります。

メタボ対策に効くのは?

ではメタボ検診でそわそわしなくて済むように、日頃からどのようなメタボ対策を行っていけばいいのでしょう?義務化されたとはいっても我々被保険者に義務があるわけではないので、自分で意識してメタボ対策をしていかないと、なかなか続かないと思います。

家族と約束して、自分を追い込むというのも位いいかもしれません。メタボの対策は食事、運動が最重要です。これを続けていくには家族の協力が欠かせません。たとえば運動で最近人気なのは、スポーツジム通いでしょう。私もこの口です。でもジムに週何度か通うのは結構大変です。それなら子供と一緒に朝ジョギングをすることにしたら、親子の交流もできて一席二丁です。ちなみに運動はある程度の負荷をかけないと効きません。負荷をかけてあるレベルを超えると、一気に脂肪燃焼が進むので、脂肪を徹底的に燃やすのであれば、最低1時間程度はきついくらい体を動かし続ける必要があります。VAAMや薬など脂肪燃焼を促進するグッズを使うのも効果的です。
また食事は肉類をなくして、野菜食ばかりにすることがいいわけではありません。食事で大切なのは、バランスと規則正しさです。人間必要な栄養素というのは多彩なので、それぞれきちんと摂取しないと、かえって体調が悪化することにもなりかねません。また規則正しさもとても重要。特による遅い時間に炭水化物や油ものを大量に食べることは避けましょう。仕事をしているサラリーマンはどうしても食事が遅くなる傾向にありますが、夜遅い時間の食事は消化できず、体に悪い脂肪としてたまっていってしまいます。帰りが遅い場合は、仕事中に食事を済ませるようにしましょう。
メタボ対策はこうした身近なところから始めることが十分可能なんです。義務化されたとはいっても、義務と感じてやるのではなく、自分の体を調子よく保つために自発的に楽しんで対策をしましょう。

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