もずくは熱帯から温帯の浅い海に生息する海藻の一種です。日本だと琉球、沖縄が産地として有名です。もずくは他の海藻と同様、食物繊維が豊富ですが、それだけではなく、あの独特のぬめぬめ成分が体にいいといわれています。またもずくの代表的な調理であるもずく酢にすると、もずく自体の効果に加えて、酢の効能も得ることができるのです。
もずくのこのぬめぬめ成分の正体はフコイダンという多糖類です。多糖類はおくらやうなぎのぬめぬめ成分として有名なムチンと同じなかまで、もずくだけでなく海藻のぬめぬめ成分のもとになっているものです。海藻のなかでももずくはフコイダンの含有量が多いのです。フコイダンは制癌作用が学会で報告されたことで注目を集めるようになった成分で、世界中の研究機関でガンに対する様々な研究が行われています。抗酸化作用があるとか血圧を下げる効果があるという通説もありますが、まだこうした効果はきちんと証明されているわけではないようです。いずれにしてももずくは、フコイダンを含めた食物繊維が豊富なので、少ない量で食物繊維を大量に摂取できます。
そして酢には血圧を下げる作用があります。つまり、もずく酢は高血圧症や便秘症などに効果があるということです。高血圧に悩む中年の方や、便秘症の女性にはピッタリの食品なのです。
このもずく酢をつかったダイエット方法があります。非常に単純な方法ですが、朝昼晩毎食もずく酢を食べるだけです。もちろんもずく酢だけを食べるわけではなく、通常の食事と一緒に食べるのです。外食が多いお昼に食べるのは難しいかもしれませんが、できるだけもずく酢を摂るようにしてみましょう。もずくの食物繊維と、酢の血液サラサラ効果で、体の余分な老廃物を排出して、健康的にダイエットができます。ただしもずく酢を毎日食べ続けると、さすがに飽きるので、バナナダイエットなど、他のダイエット方法と組み合わせて飽きないようにしたほうがいいでしょう。
また自分でもずく酢をつくったり、もずく酢を使ったレシピにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。もずく酢というとプラスチックの容器に入ったかたちで市販されているのが一般的ですが、家庭で作ることも可能です。もくずを買ってきて、水で戻して塩ぬきしたら、煮て冷やしたら、酢と一緒に盛るだけ。酢にこだわれば市販のものよりももっとおいしいもずく酢を作ることができます。納豆を一緒にまぜてねばねばどんぶりにしたり、ほかにもいろいろなアレンジが可能です。ダイエットで毎日同じもずく酢じゃ飽きるので、いろいろなレシピにチャレンジしてみましょう。